クリーンルーム用シリコンフリー・ノンシリコンラベルシール MK-SFL
シリコン不使用の剥離紙(セパレーター)を使った、無塵シールラベル
シリコン不使用の無塵セパレーター(剥離紙)を使用
一般のラベルシールのセパレーター(剥離紙)には、剥がれやすさのためにシリコンが塗布されています。
しかし、シリコン製品から転写されるシロキ酸などは、物質を接着させない性質を持っており、微細な加工が必要な電子部品や印刷用フィルムにとっては、不具合発生原因の一つに挙げられます。
そしてクリーンルーム内では、紙粉が発生する一般のシールラベルの持込みや使用ができません。
クリーンルーム内で剥がしても大丈夫なように、シールラベルと剥離紙(台紙)両方が、クリーンペーパーと呼ばれる無塵紙で製作されている必要があります。
このような複合した環境下でラベルを使用する際には、この「ノンシリコン無塵ラベルシール」を使用します。
本製品には、シリコン不使用の無塵剥離紙(セパレーター)を採用し、ラベル本体へのシリコン成分の転写を防ぎます。
さらに剥離紙の原料には、一般紙よりもはるかに長い長繊維を使っており、擦っても紙粉の発生や繊維の脱落を防ぎます。
※ラベル本体は、白色のPETフィルム製です。
※表面の印刷内容や形状は、自由に指定できます。
ノンシリコン無塵ラベル MK-SFLは、剥離紙にシリコンを使いません。
タックシールの製作(規格サイズはありません)
一般的なシート加工
- ご指定の寸法・形状にラベルを製作いたします。
- 全ラベルに指定の印刷を行います。(同一内容)
- レーザープリンターなどで印刷はできません。
ロール状に巻き取って製作
- ロール巻きなので、シールピーラーなどを使って簡単に剥がせます。
- すべて同じ印刷内容になります。
- 必要な分だけ引き出して使います。
- インクリボンを使った熱転写印刷には対応します。
クリーンルーム用 シリコンフリーラベルシールMK-SFL 特徴・用途
ノンシリコン無塵タックシールの特徴
- セパレーター剥離紙にシリコンを使用しない、無塵のタックラベルです。
- シリコン成分が、ラベル粘着面に転写していません。
- シールを貼っても、シロキサンなど非粘着物質の転写を抑えます。
- クリーンルーム内で剥がしても、紙粉や粉塵の発生を抑えます。
- レーザープリンターで印刷はできません。
- 別注製作品につき、規格サイズはありません。
用途例
- 電子基板や印刷フィルムなどシリコン成分を嫌う製品に。
- 塵やホコリの発生がしないタックラベルシールとして。
- シールを貼ったときに、シロキ酸など非粘着性分が転写するのを防止したいとき。